LCDは主流だがOLEDは将来性がある。フラットディスプレイの動作原理及び表示技術により液晶ディスプレイ（LCD）・プラズマディスプレイパネル（PDP）・有機発光ダイオード(OLED)・発光ダイオード(LED)・エレクトロルミネセンス(ELD)等に分類されています。その中で、LCD・PDP・OLEDは、テレビ、各種ディスプレイ、携帯やタブレット等の消費電子分野に良く使われ、フラットディスプレイ市場の殆どのシェアを占めています。現在、フラットディスプレイ中、LCDが主流で、フラットディスプレイの出荷量の90％位を占めていますがOLEDは将来性が有ります。OLEDがLCDに対し有利な点は、バックライトが不要で、自身で発光できる構造である事です。更に、薄く、生産工程が簡単で、低コスト、応答速度が早く、広視野角、フレキシブルディスプレイが実現可能、などの長所が有ります。これらの長所によりディスプレイに使われています。

  2017年、全世界範囲でOLED用の設備に対し、爆発的な投資が進んでいます。調査データによると2016年～2018年にOLEDの生産設備に230億US＄の投資が見込まれています。その内で2017年には、95億US$の購買市場があり、2016年に対して90%程増加する見込みです。TFT用設備投資は、44億US$で、市場の所要量の47%占めてます。有機発光蒸着設備及び実装設備は各々に22億US$と12億US$有り、それぞれに23%と13%占めています。その他の設備は17億US$あり、18％占めます。

OLED生産の重要な設備として、蒸着設備はキャノンのTOKKI社が、2016年の上記市場の半分を独占していました。

全世界でOLED設備の市場規模

2016年～2018年、LCD用設備の総投資額は2357.39億RMBと見込まれています。以前の分析により設備投資は、殆ど 2016年～2018年間に集中しています。その中で、Arrayに用いる設備には1650.17億RMB、Cellに用いる設備には589.35億有RMBり、Moduleに用いる設備には 117.87 億RMBの投資が有ります。

国内のLCD設備投資規模

2016年～2018年、OLED用設備の総投資額は1482.66億RMB有ります。国内の計画やOLED生産ラインに対する設備投資は殆ど2016年～2018年間に発生します。その中で、TFT用設備が682.02億RMB、蒸着設備が341.01億RMB、実装設備が192.75 RMB有、その他の設備が266.88億RMBとなっています。

国内のOLEDの設備投資規模